“正解のない問題を解く”ワークショップ [国際基督教大学高等学校] (2015.1)
2015年1月26日・27日、国際基督教大学高等学校において“正解のない問題を解く”ワークショップを実施しました。

私立ICU高校にて、SGH(スーパーグローバルハイスクール)特別授業が行われ、弊社テラス株式会社にてカリキュラム作成および講師を務めさせていただきました。高校1-2年生を中心に28名が参加しました。

テーマは「正解のない問題を解く」です。社会に出ると正解のない問題に日々直面します。その時に思考停止に陥ったり、他人の意見に安易に同調するのではなく、自分の頭で判断/決断し、行動に移すための思考法について学びました。

チームディスカッションを中心に、「論理とは何か」「論理の属人性」「暗黙の前提」「因果関係と相関関係の違い」「根拠の重要性」「情報のとらえ方」「InformationではなくIntelligence」などについて理解を深めました。また、番外編としてクリティカルシンキング(複眼思考)についても触れました。心理学的な内容のためか生徒たちにとっては興味深かったようでした。

また論理のみならず、自らの感情や価値観に基づいて、controversialなトピックについて2日間じっくりと考え、主張を裏付けるデータを調べ、議論をしました。各チームにはChrome端末を2台づつ配布しました。Googleで検索しても答えは出てこない。自らの主張は、自分の頭で考えて導き出す。生徒たち一人一人が一生懸命に課題に取り組んでくれました。

春休みにはSGH合宿を予定しています。生徒たちにとって大きな気づき、きっかけを得られる機会になるようにわたくしたちも全力で取り組んでまいります。