GLBC 問題解決編 [国際基督教大学高等学校] (2015.3~4)
2015年3月31日〜4月1日、国際基督教大学高等学校(東京都)においてGLBC シーズン2〈問題解決編〉を実施しました。

本日より2日間、SGH(スーパーグローバルハイスクール)向けの合宿を実施します。

昨年の続きとして、今回はSEASON IIのカリキュラム。

前回よりも1日少ないながら濃密さは確実にアップしています。

初日は9時〜22時、いきなりの白熱スケジュール。

パワフルな10代に負けないよう講師陣も全力で臨みます。

お互いに持てる頭脳、体力、根気、すべてを投入しよう。

Day 1

午前は弊社中鉢による問題解決の授業。

問題解決のアプローチ方法を系統立てて学びます。

高校生が身近に感じられるよう題材は工夫しつつ、しかし内容レベルは社会人向けそのままで、容赦なく10代の頭に差し込んで行きます。

でも思いのほか彼らは楽しんじゃうんだよなぁ。

タフだ。

午後は問題解決の後半カリキュラム。

このパートでは、社会人になれば誰もが一度はやる(やらされる)だろう【とあるミッション】に模擬的にチャレンジします。

大人の景色をちょっと見られるアクティビティに、生徒たちの顔からも楽しさが伝わってきます。

とはいうもの今朝早くから、そしてランチの後ということもあり、生徒たちの様子を見ながら適宜Break。

実はこの合宿、お菓子が食べ放題。飲み物も飲み放題。

テーブルいっぱいに用意しても1回のBreakで無くなるほど

前回の合宿でも思い知らされたが改めて、高校生ハンパねぇ…

今回の合宿では学校側でChromebookを十数台ご用意いただき、情報収集のアクティビティに使用しています。

もっとも、毎日スマートフォンやタブレットに慣れ親しんでるデジタルネイティブ世代にとっては何ら特別ではないのか、どのチームも当たり前のように使いこなしています。

お見事。

でも情報はあくまで情報。あくまで道具。

自らの知性を込めなければそこに価値はないんだ。

夕食後、Day 1最後は論理的思考を刺激する思考問題の授業。

午後8時から10時まで、の予定のはずが生徒の申し出により11時まで延長。

ほぼ100%、正解にたどり着かないだろう問題を入れておいたのにハイパーな高校1年生にあっさりとしてやられました、、、

次はもっと難度の高いものも準備しておこう。

ICU高校生は知的にも身体的にも実にタフ。

いつもいつもお世話になりっぱなしの先生方にも感謝。

皆さんのおかげでこの授業は成り立っています!!

Day 2 (Final Day)

本日は各チーム毎に異なるタフな課題についてじっくりと考え、発表してもらいます。

「近隣諸国との良好な関係を結ぶためには歴史教育はどうすべきか提言せよ」
「日本の少年法は今後どのようになっていくか予測せよ」
「日本と海外の大学受験制度は今後どうなっていくと思うか、予測と提案をせよ」など。

単なる思いつきや思考停止はNG。限られた時間内に論理、情報収集、議論を尽くす。ネット検索、合宿所からリーチできる人脈に頼るのもOK。ただし、そこに彼ら独自のIntelligenceが練り込まれてなければ得点はゼロ。発表時のプレゼンテーション、チームワークも採点対象だ。彼らの知的闘争心、知的忍耐力、知的執着心を引き出したい。

今日も高校生たちのパワーをたっぷりと頂きながら、10倍返しでいきます。

GLBC春合宿@ICU高校、無事終了。

ラストの最終プレゼンで生徒たちは圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。心底、感服。高校生たちの伸びしろ、マジでハンパない。最後のクロージングではこの笑顔。彼らの人生の片隅に少しでも関わらせて頂いた事に深く感謝。

我々のような教員でもない人間がこのような機会をもらえるのも、教員の方々が日々、生徒たちと確固たる信頼関係を築き上げてるからこそ。こちらも一期一会の精神で毎回、全力を尽くします。

次の機会に向けて、再び準備に入ります。