2016年8月28日〜30日、国際基督教大学高等学校(東京都)向けにGLBC シーズン1〈リーダーシップ編〉を実施しました。
Day 1が開始しました。
今回の受講者は全員が初GLBC。
何をやるんだろう、やらされるんだろうと不安な顔を皆さん浮かべていますが大丈夫です。
死にはしませんから、、、
ただし死ぬよりツラい思いをするかも?!(ウソです)
これから3日間、彼らのポテンシャルを最大限引き出します。
グローバルリーダーについて。
を考える前に、では〈グローバル〉とは何か?!
をチームごとに話し合って言葉を定義してもらいます。
それぞれのチームが実に様々な視点でグローバルを定義します。
とあるチームは「数学的な定義」という斬新な切り口!!
これには講師陣、非常にビックリしました!!
このように創造的・独創的なアプローチが出てくるところにこの授業の面白さがあります。
今回もかけがえのないGLBCになりそうな予感がします。
初日最後のプログラムはお一人目の特別講師。
プロ写真家の木村 順子さん。
ブータン国王夫婦への謁見が許された日本人の写真家で初めての方です。
彼女がプロ写真家になるまでの紆余曲折を語っていただきました。
ワークショップのメインは
「友達のプロフィール写真を撮ろう」
二人一組になってお互いの写真を、お互いの特徴を表現した写真を撮ろう、というものです。
皆さん自分のスマホで撮り木村さんに評価をしてもらいますが、もっと相手の良さを引き出せるように撮れるはずだよね、と。
キーとなるエッセンスを木村さんから伝えてもらいます。
写真は四角形のすべての面に責任を持たなくてはならない。
無駄なスペースなどない。
それを踏まえて撮り直してもらうと、格段に良くなりました。
表現を生業にされている方が伝える一言一言には言い知れぬ本物の重みがあります。
受講生たちはその迫力に少し気圧されてしまったように見えましたが、おそらく本物に触れて身動きする隙がなかったのかもしれません。
彼らがこの講義の価値に気付くのは明日か、来月か、1年後か、5年後かは分かりません。
でも確実に何かを残していただけたと信じています。
実は身重な体調の中での登壇依頼となってしまっていたのですが、快くお引き受けくださいました木村さんに心より感謝いたします。
わざわざお連れ添いくださいました旦那さま、お子さんのナオくんにもお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます!!
前日の疲れがやや残っていそうな様子ではありますが、、、
そんなことを全て吹き飛ばすような激アツの特別講師がご到着しました。
まぐろ問屋株式会社三崎恵水産の2代目であり〈おさかなマイスター〉の資格も持つ、石橋 匡光さんです。
マクロ経済ならぬ〈マグロ経済〉をタイトルに、「マグローバル(マグロを通して見るグローバル)」を学ぶ授業。
神経締めの映像に思わず目を背けてしまう受講者もいましたが、これもリアルです。このように処理されたマグロを私たちは口にし、また鮮度を保つことで一匹の価値を高め結果的に乱獲を抑止することにも繋がっています。
マグロを”TUNA”ではなく”MAGURO”として世界中にその価値を発信したい。ではそのビジョンに向けどのようにアクションしているか。
どのようにマグロの価値を高め、ひいては”石橋匡光の”マグロの価値を高めているか。
ビジョンを形にした経験を語っていただきました。
第2部では世界に”日本のMAGURO”を広めるためにはどうすればいいかを各チームでディスカッション・発表し、石橋さんに内容を評価してもらいました。
MAGUROを漫画にする、ドルフィンスイムのようにマグロと一緒に泳ぐ、といった一見突飛に思えたアイディアにかかわらず、、、
「それもうやったよ」
・・・エェー!!
石橋さんの限りない行動力に大変驚かされました。
とはいえ興味深いアイディアも多く出され、「それ明日からやるよ!!」と石橋さんの参考になったものもあったようですよ!!
1時間前には何も知らなかったマグロの世界について、少しのレクチャーと少しの時間があれば未知のトピックについてもアウトプットまで到達させられる彼らのポテンシャルも大したものです。
ぜひ自信を持ってもらいたいと思います。
石橋さん、マグロの受発注が混み合うお忙しい時期にも関わらずご登壇を快諾いただきまして本当にありがとうございます!!
実はDay 1に素敵な出会いがありました。
このGLBC合宿先にて渋谷教育学園渋谷高等学校(渋渋)・模擬国連部の皆さんも同じく合宿中だったご縁により、お互いの授業の様子を交換見学することに!!
Day 1の夜、渋渋さんの教室までお伺いし模擬国連授業の様子を拝見しました。模擬国連とは参加者一人一人に国が割り当てられ、その国の大使(代表)の立場となって様々な議題について議論を進める活動です。ここでは自分個人の考え方は脇に置き、その国の環境や政治情勢等を踏まえて「国の大使としての考え」を発言しなければなりません。
この日は拒否権に関する議論がなされていました。
普段の部活動がいかに高いレベルで行われているかがひしひしと伝わってくる内容で、緊張感が溢れ、ICU高校の生徒たちにとってもそれぞれに刺激を受けたようです。
時間の都合で10分程度しか居られませんでしたがお礼を申し上げ、翌日(Day 2)には今度は渋渋の生徒さんたちが私たちの授業を見に来る約束をし教室を後にしました。
Day 2の午後、昨夜のお返しに渋渋の皆さんを私たちの授業へお招きしました。
こちらはステークホルダー(利害関係者)に関するアクティビティーの時間です。
各チームには無茶振りとも思えるお題がそれぞれ与えられ、どのようなステークホルダーがいるのか、リスクがあるか、それらに対してどのようなコミュニケーションを取りタスクを進めていくかをディスカッション・発表します。
学校にまつわることや東京都、果ては日本・世界にまで影響を及ぶもの、、、様々なお題があります。
渋渋の皆さんにはワーク中の最後を少しと、プレゼンの幾つかを見ていただきました。どのように感じたでしょうか?!
それぞれが全く異なるトピックで合宿をしている最中、授業を見学し合うことでお互いの皆さんの中に何かの化学変化が起きてくれたのならば嬉しいですね。
授業の見学にご理解を示してくださいました両校の先生方、パフォーマンスを見せてくれた生徒たちに心から感謝します。
ありがとうございます!!
最終日、朝6時。
本来は7時半が集合時刻にもかかわらず任意で、すでに受講生が続々と教室に集まり作業の続きを行いました。
このままでは最終発表まで絶対に間に合わない、そういう焦りが彼らの自主性に火をつけたのかもしれません。
これから数時間のうちに、チームで話し合って発表の骨子をまとめ、決定し、詳細を調査し、資料を作り、リハーサルまでを否が応でも実行しなくてはなりません。
最終発表には私たちだけではなく、外部からご観覧者を招きますのでやらなかったり笑ってごまかしたりすることはできません。
強いプレッシャーがかかっています。
彼らに乗り越えられるでしょうか。
乗り越えられると信じているので私たちもプログラムを組みました。
絶対に大丈夫。
自分たちを信じてやり抜いてもらいたいと思います。
最終プレゼンに向けた準備のラストスパート。
全チーム・全員がダイナミックに動き始めています。
そしていよいよ、その時がきます。
午後3時ちょうど、校長先生とご来賓の方々が教室へいらっしゃいました。最終プレゼン開始です。
各チームには初日に、現在学校がリアルに抱えている問題をベースにした仮想課題が与えられています。
いずれも大人が取り組んでも難しいもので、初日の時点で彼らはこれらを解決するスキルを持っていない状態だったわけです。
そこから3日間かけて対処するやり方を学び、彼らなりに課題へ当てはめ、最終発表を作りました。
しかし昨夜の時点で中間レビューを行ったところどのチームも及第点には遠く及ばず、教員・講師陣による遠慮のない指摘や質問が飛び課題解決の難しさ・自分たちの考えの甘さを身にしみていた様子でした。
「そもそも、この課題を解決したいと本気で考えていたのか?」
今回、解決するためには大勢を巻き込む必要がある課題ばかりを用意しました。この合宿においては仮想課題とはいえ、他人を心から動かすつもりで真剣に臨んでもらいたい・自分事として本気で臨んでもらいたいというのが学校や教員の方々の想いでした。
そこまでに達していない人がひとりでもいればチームは成り立ちません。彼らの意識をダイナミックに変えてもらう必要がありました。
その結果がこれから試されます。教員・講師陣も各チームが最終的にどのような結論に至ったのかはレビューしていません。校長先生やご来賓の前で初めて披露されます。
学校が生徒を全面的に信頼している証ですね。ここまで全幅の信頼を生徒へ寄せられる学校はあまりないのではないでしょうか。成功すると信じているし、万が一の場合もそれを受け入れ、フォローする覚悟があるということですから。素晴らしいことだと思います。
すると結果はどうでしょう、昨夜のレビューとは比較にならないほどのクオリティにまで考え抜き、まとめてきていました。
お客様もそのレベルに大変驚かれていましたが、それ以上に私たちが驚きました。昨夜の時点を知っているから尚更です。ほんの短時間でこれだけの伸び代があるのかと!
今回のGLBCは同校では5回目。学校側のリクエストにより、生徒へ求めるレベルをかなり上げました。仮想課題もこれまでのお祭り要素があるものから硬派なものへ変更しています。
それでも学校は迷わずGOサインを私たちへくださいました。それに答える生徒たち。学校の風土が実によく分かる例となりました。
最終プレゼン後、生徒たちから「諦めたいと思ったけれど最後までやり通してよかった」との意見が多く見られました。ガッツありますね。
GLBC続編のシーズン2もすでに来春開催で決定しています。さらに来夏のシーズン1も予定されています。今回の生徒も、新しく参加するであろう生徒も、また出会えることが楽しみで仕方ありません。
万全のサポートで私たちを迎えてくださいました学校へ深くお礼を申し上げます。またご多用のところ最終プレゼンをご観覧くださいました校長先生とご来賓の方々へも感謝します。そして発揮したパフォーマンスで私たちのモチベーションを大いに上げてくれた生徒たち、どうもありがとう!!
また会いましょう!!