講師紹介
貫洞 欣寛 yoshihiro kando

朝日新聞ニューデリー支局長。1970年、広島市生まれ。国際基督教大学卒。在学中、米ウイスコンシン大に留学。

専門分野はジャーナリズム

広島に育ち原爆が身近な問題だったうえ、5歳の頃ベイルートに単身赴任中の父親がレバノン内戦に巻き込まれたことで中東と紛争に関心を持ち、いつか自力で中東に行こうと考え始めた。1994年に新聞社に入り、2001年にアフガニスタン取材に派遣されたのをきっかけに、紛争地取材の道に。2003年にイラク戦争を取材。同年8月からは1年間休職してエジプトのカイロ・アメリカン大でアラビア語を学ぶ。復職した翌年8月、5歳の時の夢に29年かけてたどり着き、カイロ勤務の中東特派員に。イラクの混乱、パレスチナ問題、レバノンでの紛争などを取材。2010年から再びカイロに勤務し、チュニジア革命、エジプトの革命とその後のクーデター、リビア内戦、シリア内戦などを取材。2014年春からはニューデリー支局に勤務。2015年1月には「イスラム国」が撤退したばかりのシリア北部コバニを現地取材した。現在は南アジア情勢や2015年4月のネパール大地震を取材中。

非暴力・不服従の行動だけが社会を変えるが、これまでの取材で培われた信念。